2020.5.27 | 投稿者:

春の美しさを感じるついこの頃である。
社会では緊急事態宣言がでる中・・自然界の美しいこと、花々の色鮮やかなこと・・今年は特に自然界が逆に元気なのではないか・・と感じる。
散歩をしているワンちゃんを見ると、むかし共に暮らしていた愛犬を思い出す。

長野の実家に愛犬をつれて旅をしたことがある・・・

半年前にもらった捨て犬の”ちびパグ”だ。彼は、捨てられて町をさまよって自傷痕があり発見当時はガリガリにやせていたそうだ。彼にとって初めての車の旅のようでなかなか慣れないようだった。

現地について、ベランダに小さいハウスや敷物を並べて居場所を作った。そこは、ふだんの数倍のスペースであり、涼風がはいってきて目の前は畑などの緑が広がり、最高のスペースだった。

その彼が、夜中にくるくる回りひとりで何度も遠吠えをするのだ。”おちび”で”タヌキのぬいぐるみ”のような彼がこんな狼みたいな声をだすのか・・とカーテンのすき間からのぞいてみた。すると、ちびでタヌキの顔をしたまま、体はりりしく天を向いてふんばり・・「ウォーン、ウォウォーン」とその声は夜空にひびいた。

捨てられて発見してくれた人のお世話になり、一時的に預かってくれた方のお世話になり、何度か転々としたから、また捨てられると思ったのかもしれない。調べると、犬の遠吠えは、孤独な時だれかを呼び求める声ともいう。

飢え渇いた時の心に似ている。人は誰もが一人で生まれ、親と暮らし、別れて結婚し、子供ができ、また別れ・・最後は1人でこの人生をしめくくる。どのような経緯をたどったとしても、誰にもいえることは、孤独があるということだ。

だから羊飼いなる優しい、うるわしい神様と共にあること、いつもどんな時も共にいて下さる方がいること。・・・この喜びに今日もあらためて感動する。

そして、心が飢え渇いた時は、満たしてくださる方にむかって「ウォーン、ウォウォーン」と叫ぼう。天に向かって叫んだ時、人知では計り知れない神様の恵みと愛で心は満たされる・・。

彼・パグの名は”サンオク”という。少し変わった名前だが、呼べば必ず振り返る。人をいやし愛きょうをふりまき、盗み食いが得意・・

『私が与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命への水がわきでます。』 聖書より

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